WR検 ワークルール検定

啓発推進委員からのメッセージ

  • 大福真由美(元電機連合書記長)

    私の見立てとして、当世労働組合のおかれた状況は危ういのではないか、と思っています。それは、労働組合への役割期待が希薄化しており、その信頼性、信義性をよくよく心して高めていかないと、その存在意義が問われかねないからです。
    一方、雇う方も雇われる方も、労働組合のあるなしに関わらず、働く上でのワークルールの存在や知識レベルは、お互い一定のレベルを保持していなければならない時代になったと、最近つくづく感じています。
    そうした意味で、ワークルール検定「初級」テキストでもけっこう難しい部分もありますが、自らをプロテクトする力をつける上で、チャレンジしていただく必要性があるものと強く感じています。
    連合の初代事務局長、(故)山田精吾氏の言葉、「志は高く、目線は低く」を今改めて思い出し、私も働く人々の目線からワークルールの啓発推進にむけたお手伝いができればと思っています。