WR検 ワークルール検定

啓発推進委員からのメッセージ

  • 氣賀澤克己(元中央労働委員会事務局長)

    私は、以前、厚生労働省に勤務し、労働基準法や労働組合法などの法律の改正や運用の仕事に携わってきましたし、不当労働行為等の労使紛争の解決の仕事にも携わってきました。それらの経験から、現在の社会でも解雇や賃金、不当労働行為等に関する紛争がいかに多いかを実感しました。こういう紛争を未然に防止したり円満に解決したりするためには、まずは労使の関係者が各種の労働法(判例を含む)を十分理解して対応していくことが重要だと思います。近年では、新しく法律が制定・改正されたり重要な判例が提出されたりし、その内容も広範・複雑になってきており、そのことがますます重要になってきております。ワークルール検定は、自身の労働法(ワークルール)に関する知識を確認し、さらにそれを高めていく良い機会であり仕組みであると思いますので、これが広く普及していけばいいと思っています。